有頂天について
活動
有頂天の主な活動時期は秋から春先となっています。というのも、寒い時期の方が外気との温度差で浮く熱気球に向いており、また刈り取りの済んだ田んぼを着陸地として利用できるからです。そのため一年間の内、オンシーズンとオフシーズンで活動内容が少し変わってきます。
オンシーズン
オンシーズンは基本的にいつでも気球活動ができる状態です。メンバーの誰かが希望し人が集まれば気球活動が楽しめます。また、大会やその他イベントも各地で開催されることが多くなり、とても良い経験が出来ます。ちなみにこれらの活動への参加は強制ではないので、自分の都合に合わせることができ、気楽に参加できると思います。その他にも週1で皆で集まって、ご飯を食べにいったり遊びに行ったりしています。
~気球が飛ぶまで~
広島大学の法学部経済学部の駐車場に集合します。 季節によってまちまちで、だいたい日の出よりも少し前に集合します。 |
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パイロットバルーンと呼ばれるヘリウムの入った風船を飛ばします。 上空にはどのような風が吹いているかを読むためです。 これを飛ばすことにより、離陸地を決めます。 |
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離陸地が決まったら、チェイスカーと呼ばれる気球を積んだ車で離陸地まで移動します。 | |
離陸地に着いたら、再びパイロットバルーンを上げ、本当にこの場所でよいかを決定します。 移動後に離陸地が変わるのはしばしばです。 |
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パイロットは風の状況から、フライトプランをクルーたちに伝えます。 どうやら離陸地が決まったようです。 今日は、紫色の服を着た女性パイロットが活躍します。 |
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気球を膨らませる(インフレーション)準備を開始します。 車に積んでいた機材を出します。 道路に機材を出す場合は、交通のほとんどない道路を選ぶなど通行の邪魔にならないよう充分注意して行います。 田んぼから離陸する場合は、地主さんに挨拶してから準備を行います。 |
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バスケット(人が乗る部分)とバーナー(炎を放出する部分)を接続します。 | |
一度炎を出し、バーナーの状態をチェックします。 今日もバーナーの調子は快調のようです。 |
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バスケットを横倒しにし、バーナーと球皮(風船部分)を接続します。 パイロットは、接続状況などを念入りにチェックします。 |
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バーナーと球皮の接続が完了したら、球皮袋(球皮が入っている袋)から、球皮を全部出してしまいます | |
インフレータと呼ばれる大きな扇風機で膨らませる作業を行います。 | |
インフレータでの膨らませ作業中に球皮の天上部では、パラシュート(熱気を排気する弁)と球皮の接続(マジックテープで)をします。 | |
十分に膨らませます。 | |
十分に膨らんだら、バーナーで炎を焚き入れます。 | |
徐々に気球が膨らんでいきます。 | |
立ち上げ完了。 あとは、離陸するだけです。 |
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離陸。 パイロットや同乗したクルーは思う存分景色を楽しみます。 カメラは必須アイテムです。 朝早くから大きな音で、近所に迷惑をかけないよう気を付けてフライトを行います。 |
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上空からだとこんなカンジ。 | |
広大上空も飛びます。 | |
鏡山があんなに小さく見えます。 鏡山の向こう側にチラッと見えるのが広大です。 |
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ブールバールや国道2号も細い紐のように見えます。 | |
地上に残ったクルーは、地上に残った機材(インフレータなど)を車に詰め込み、すぐに気球を追いかけます。 上空との連絡は常に取れる状態になってます。 |
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着陸。 | |
気球をたたむ作業(デフレーション)を行います。 田んぼ等で回収する場合は、もちろん挨拶に行きます。 |
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気球を細長く絞っていきます。(ちょっと疲れる) | |
球皮を球皮袋にしまってしまいます。 | |
バスケットなどに接続したものを全てはずしチェイスカーに積み込める状態にします。 | |
チェイスカーに積み込みます。 バスケットを載せるときなどはちょっとコツが必要。 |
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搭載完了。 朝9時頃フライト終了です。 この後、ごはんを食べに行ったりします。 授業がある人は授業へ。 |
オフシーズン
オフシーズンもオンシーズン同様に週1程度、皆で集まっています。またオフシーズンといっても全く活動がなくなるわけではなく、係留などの活動があります。
その他、香川県へのうどんツアーやBBQ、北海道合宿など、イベントは盛りだくさんです!!
行きたいとこややりたいことがあれば、積極的に企画してみよう!(^^)/~